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カラーキャリブレーションの調整タイプ

カラーキャリブレーションの調整タイプ

カラーキャリブレーションでは用紙の種類ごとに色味を調整できます。

調整方法には用紙共通キャリブレーションと用紙個別キャリブレーションの2つのタイプがあり、用紙の種類ごとにタイプが決められています。

各用紙のカラーキャリブレーション実行の可否と調整タイプについては、「用紙情報一覧」を参照してください。

調整タイプの特長

用紙共通キャリブレーション

調整タイプが用紙共通キャリブレーションの用紙を使用してカラーキャリブレーションを実行すると、まだ調整を行っていないそのほかの用紙の色も調整されます。

用紙の種類ごとにカラーキャリブレーションを実行する必要がないので、短時間で容易に複数の用紙種類を運用できます。

  • 調整タイプが用紙共通キャリブレーションの用紙でカラーキャリブレーションを実行すると、新しい用紙共通キャリブレーション調整値が設定されます。

    • これまでキャリブレーションを実行していない用紙種類にも、新しい用紙共通キャリブレーション調整値が適用されます。
    • 一度でもキャリブレーションを実行した用紙種類には、新しい用紙共通キャリブレーション調整値は上書きされません。既に設定されているキャリブレーション調整値が優先されます。

    用紙共通キャリブレーション調整値はすべての印刷品位に適用されます。

参考

  • 用紙共通キャリブレーションを複数の用紙種類で実行すると、用紙種類によって異なるキャリブレーション調整値が適用されます。用紙共通キャリブレーションに使用する用紙種類は1種類に限定することをおすすめします。
用紙個別キャリブレーション

調整タイプが用紙個別キャリブレーションの用紙を調整すると、その用紙の色だけが調整されます。その他の用紙の色味には影響を及ぼしません。

  • 調整タイプが用紙個別キャリブレーションの用紙でカラーキャリブレーションを実行すると、その用紙専用の新しい用紙個別キャリブレーション調整値が設定されます。

    参考

    • カラーキャリブレーションを実行していない場合、新しく設定された用紙共通キャリブレーション調整値が適用されます。

参考

  • ご使用の用紙がカラーキャリブレーションに対応していない場合は、あらかじめ用紙共通キャリブレーションに分類される用紙でカラーキャリブレーションを実行してください。新しい用紙共通キャリブレーション調整値が、ご使用の用紙に対しても適用されます。

例:工場出荷時の状態からカラーキャリブレーションを実行する

用紙種類A~D(A/B/Dは用紙共通キャリブレーションの用紙、Cは用紙個別キャリブレーションの用紙)の調整を例に説明しています。

  • 1回目:用紙種類A(用紙共通キャリブレーションに分類)でカラーキャリブレーションを実行

    • 用紙種類Aのキャリブレーション調整値が、カラーキャリブレーションを実行していないB~Dにも適用されます。
  • 2回目:用紙種類B(用紙共通キャリブレーションに分類)でカラーキャリブレーションを実行

    • 用紙種類Bのキャリブレーション調整値が、カラーキャリブレーションを実行していないCとDにも適用されます。
    • 用紙種類Aは1回目の直接設定した調整値から変更されません。
  • 3回目:用紙種類C(用紙個別キャリブレーションに分類)でカラーキャリブレーションを実行

    • 用紙種類Cのキャリブレーション調整値が設定されます。
    • 用紙種類Aは1回目、用紙種類BとDは2回目の調整値から変更されません。
  • 4回目:用紙種類A(用紙共通キャリブレーションに分類)でカラーキャリブレーションをもう一度実行

    • 用紙種類Aのキャリブレーション調整値が、カラーキャリブレーションを実行していないDにも適用されます。
    • 用紙種類Bは2回目、用紙種類Cは3回目の直接設定した調整値から変更されません。

参考

  • 現在適用されているキャリブレーションの調整日時と実行した用紙の種類は、タッチスクリーンのメニューの[カラーキャリブレーション]の[調整情報]で確認できます。